本当に美味しい焼き芋

甘くなく、水っぽいかパサパサしている焼き芋に出会ったことがあると思います。
芋の品種はたくさんあって、甘さが控えめだったり、ホクホク系だったりとそれぞれ特徴があります。
収穫してすぐの芋は、 まだ固くホクホクした感じで甘味に物足りなさを感じますが初物の味です。
甘い焼き芋は収穫してしばらく熟成倉庫で保存すると美味しくなります。
つまり焼き芋にするには追熟の時間が重要になります。
そして良質のお芋を選んでも、焼く時にはお芋の甘さを十分に引き出す道具と焼く人の能力が必要です。
普段、焼き芋はスーパーなどに置いてある自動焼き芋機で焼かれています。
電気式の全自動でおよそ1時間で焼きあがり店側にしたらとっても重宝する機械です。
お芋を投入しスイッチを押したら美味しく焼けるものだとメーカーは説明しますが、実は2時間以上かけて、しかも温度調整をしっかりしないと美味しく、お芋の蜜が溶け出した焼き芋はできません。

お芋へのこだわり

芋笑のお芋は、お芋の中で糖度が日本一の紅はるかです。
紅はるかの特徴を上手に引き出すように焼いた焼き芋は、蜜が表面に出てしっとりとしています。
上手に追熟させた紅はるかの糖度は40度を超え 焼き芋にすると50度を超えます。芋笑の焼き芋は60度を超えることもよくあります。
品種をたくさん揃えた焼き芋専門店もありますが、 一人が一本食べれば十分だと思っていますので紅はるかをお勧めします。
取り寄せる農家の産地は茨城県かすみがうら市。
その中でも特に紅はるかを専門に取り扱っているいる農家から購入したお芋です。

焼き方へのこだわり

焼き芋は焼く温度と時間に密接な関係があります。
お芋を甘くするために必要な温度は70度と決まっています。この時間を10分以上かけると甘くなると言われています。しかしこの時間が長すぎるとお芋は固くなって食感が悪くなり、食べても甘さをあまり感じないでモサモサです。
更に焼き芋の水分を少なくすることで、しっとりと甘い焼き芋になります。
これだけの作業に2時間以上はかかります。

結論を言うと、お芋の内部の温度を60°から80°にするのに10分~30分かけて、その後高温でお芋の水分を減らす作業をすることで、焼き芋は美味しくなります。
芋笑の焼き芋はこれだけの仕事をして焼き芋を作るので美味しく出来ます。